職人肌の経営者と、参謀役の弁護士がタッグを組めば、日本のエンタメ界に新風を巻き起こせる!後編

特集

「法律を味方に、企業を伸ばす」というコンセプトを体現している中小・ベンチャー企業経営者の特別インタビュー・シリーズ第三弾。今回は「株式会社o.g」の小倉大輔社長と、顧問弁護士の貞永憲佑先生にご登場いただきます。

小倉社長はこれまでに100以上のテレビ番組の企画や制作への参加経験があり、動画制作のあらゆるノウハウを身につけているプロフェッショナル。オンライン配信中の一般人を撮影した動画番組「あなたのドキュメンタリー撮ります」は、「情熱大陸」に負けず劣らずの完成度です。かたや、大分県宇佐市に事務所を構える貞永先生は、エンタメ大手企業の社内弁護士やゲームのプロデューサー経験があり、とくにIT・エンタメ分野に圧倒的な強みを持つ弁護士。二人はあるサービスをきっかけに出会い、今ではまるで同じ会社で働いている仲間のように、今後のビジネス展開について密に話し合っています。

職人肌の社長の場合、とにかく自分の業務に打ち込むことに没頭し、面倒で複雑な「法的リスク」への対応は疎かになりがち。一体、小倉社長はどんないきさつで、顧問弁護士と契約することになったのでしょうか?今回は「顧問契約なんて、小さい企業には無縁の話だ」と思っている経営者にぜひ読んでほしい、法律が身近に感じられるようになるインタビューをお届けします!

LEGAL HACK
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貞永弁護士にオンラインで相談したとのことですが、具体的にはどのようなことを相談したんですか?

小倉社長
小倉社長

無料のインターネットサービスで質問した内容の延長と、資金調達の方法について1時間くらい相談に乗ってもらいました。

貞永先生はバックボーンがエンタメ領域ということもあって、1質問したら10回答してもらえる感じなんですよ! 法的観点からの注意事項の指摘は当たり前で、ビジネスについての壁打ちにも応じてくれるし、投資家と話をする際の注意点など幅広い内容に感じで網羅的にアドバイスをくださって、すごく親身に話を聞いてくれました。

貞永先生
貞永先生

エンターテインメント業界の場合、出資を受けるとがんじがらめになる場合があるので、慎重に進める必要があります。最初の段階で失敗すると大変なことになるので、とにかくここだけは気をつけてほしいと、「リスクチェックの勘所」をお伝えしました。

小倉社長は経営者であると同時に職人なので、職人業務に集中するためには、リーガルリスクをできるだけ排除しておいたほうがいい、そのためには、私じゃなくても顧問弁護士をつけることを検討するといいですよ、ともお勧めしたんです。

LEGAL HACK
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貞永弁護士に顧問をお願いしようと思ったタイミングやきっかけってありましたか?

小倉社長
小倉社長

先程もお話ししたとおり、もともとは顧問弁護士なんて必要ないと思っていたんですが、実際に相談をした後、顧問弁護士に対して抱いていたイメージは180度変わりました。

弊社のビジネスはYouTube動画の受託作成なのですが、正直、YouTube動画を作るくらいなら誰でもできます。それを自分で作るかプロにお願いするかの選択って、そのYouTube動画を通じて実現したいことによって変わってくると思うんです。私は会社の拡大を実現したいと思っているので、顧問弁護士が加わることでその目標を達成できるのであれば、それは絶対に必要ということです。リアルに弁護士と話してみて、その必要性を確信しました。

それで、新サービス開始のための利用規約や契約書の作成を依頼するとともに、参謀として今後のビジネス展開の相談に乗ってくれる顧問弁護士になってほしいとお願いしました。

LEGAL HACK
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いきなり顧問契約って、固定費もかかるし、ハードルは高くありませんでしたか?

小倉社長
小倉社長

そうですね。たしかに金銭的にはキツイのですが、この顧問料は自分にとって必要経費だと思えたので、ハードルは高くありませんでした。
会社を成長させる上で、信頼できる弁護士が味方にいてもらえれば心強いし、安心感も得られます。それを思うと、顧問料には変えられません。それに、貞永先生に「顧問契約の場合、社内の法務部に相談するような感覚で、日々困ったことを相談していただけますよ」と言ってもらえたので、いつでも相談できる環境ができることにすごく魅力を感じて契約しました。その言葉のとおり、メールだけでなく、私が日常的に使っているFacebookのメッセンジャーを使って、日々気軽に相談しています。

貞永先生
貞永先生

「クラウド上の法務部」というコンセプトでサポートしています(笑)。でも、今よりもっと気軽に相談してもらってかまいません。重要なビジネスの局面では、進んでしまうと後戻りが効かないので、なるべく早い段階で相談してほしいんです。

中小・ベンチャーの経営者には、そもそも何がリスクか気づいていない方が多くて、早い段階で相談を受けていたら、うまく解決できたのにと思うことが多いんです。リスクに気づいてもらうのも弁護士の大きな役割なので、そこは都度フィードバックを返すようにしています。

LEGAL HACK
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企業が顧問弁護士を迎い入れるタイミングって、経営が軌道に乗ってきたタイミングが多いのかなと思うのですが、小倉社長の場合もそうでしたか?

小倉社長
小倉社長

私の場合、事業フェーズとは関係なく、単純に、契約書の作成が必要になったから、必然的に弁護士の助けが必要になった感じです。それで、スポットで契約書の作成だけお願いするか、その延長で顧問契約をお願いするかという経営判断となり、後者を選択しました。この意思決定に関しては、その前に貞永先生と直接やりとりしていたおかげで、顧問契約に対する認識が変わっていて、それほど決意が必要なことじゃありませんでした。

でも、ちょうどビジネスを拡大する局面で、新しいメンバーも増やしたいし、いろんなリスクを見定めなくてはいけない時期に入っていたので、タイミング的にもちょうど良かったのかもしれませんね。

LEGAL HACK
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以前と比べて、弁護士に対するイメージも変わりましたか?

小倉社長
小倉社長

身近な存在になりましたよね。貞永先生はとても話しやすくて、気さくに相談に乗ってくれるので、ビジネス以外の相談事もしたくなります。法律のことだけではなく、経営コンサル的な役割も担ってくれるのも、本当にありがたいです! 会社全体のプロジェクトを一緒に考えてくれる、心強い味方を得ることができたと思っています。

今回、実際に弁護士に質問したことをきっかけに、法律的なことに気を配る大切さを実感したので、この記事を読んだ経営者の皆様は、気軽に弁護士に質問ができる環境は整えておいて損はないと思います。金銭面が厳しいなら、最悪、弁護士に質問できる無料サービスの登録だけでも是非!

貞永先生
貞永先生

頼ってもらえて嬉しいです。小倉社長のように創業間もないこれからの会社の経営者の方々とは、もっとカジュアルな関係性を築きたいと思っているんです。せっかく出会えたのに、ビジネスの付き合いだけに限定するのも、何だかさみしい気がしますしね。

LEGAL HACK
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大分に事務所のある先生にお願いをしているわけですが、距離感とか気になりませんでしたか? 同エリアである東京の弁護士でないことで何か不都合はありますか?

小倉社長
小倉社長

そう言えば、貞永先生は大分で、私は東京でしたっけ。全然気になりませんでしたね。リアルでお会いできなくても、相談はすべてオンラインなので、不都合なことは何もありませんし。職人的な思考かもしれませんが、「誰にお願いするか」が重要なので、エリアは関係ないと思います。

貞永先生
貞永先生

以前は都内に事務所を構えていたのですが、新型コロナの影響で一気にオンライン化が進み、ITやエンタメ企業の顧問先と、ほぼリモートでやり取りするようになったのをきっかけに、大分に移転しました。地方にいても、法的サポートを提供する上で困ったことは何もありません。むしろ地方価格で東京並みのサービスを提供できるので、顧客にとっても最適な選択だったと思っています。

LEGAL HACK
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最後に今後の目標をお聞かせください。

小倉社長
小倉社長

「映像化」をもっと身近な存在にしていきたいですね。今後、もっとディレクターの数を増やせば、提供できるサービスの幅も広がり、たくさんの可能性が生み出せると思うので、「普通の人々がドキュメンタリーを撮られることが当たり前の世の中になること」を目指して、事業に邁進していくつもりです!

貞永先生
貞永先生

ITエンタメ業界においては、面白いことを始めるゲームチェンジャーは、株式会社o.gのような規模の小さい会社であることが圧倒的に多いんです。そんな会社が大会社に呑み込まれたり、コンプライアンスや法令違反が起こるような事態にならないよう、法的サポートを通じて事業を大きく育てていける存在になりたいと思っています。

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