職人肌の経営者と、参謀役の弁護士がタッグを組めば、日本のエンタメ界に新風を巻き起こせる!前編

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職人肌の経営者と、参謀役の弁護士がタッグを組めば、日本のエンタメ界に新風を巻き起こせる!

「法律を味方に、企業を伸ばす」というコンセプトを体現している中小・ベンチャー企業経営者の特別インタビュー・シリーズ第三弾。今回は「株式会社o.g」の小倉大輔社長と、顧問弁護士の貞永憲佑先生にご登場いただきます。

小倉社長はこれまでに100以上のテレビ番組の企画や制作への参加経験があり、動画制作のあらゆるノウハウを身につけているプロフェッショナル。オンライン配信中の一般人を撮影した動画番組「あなたのドキュメンタリー撮ります」は、「情熱大陸」に負けず劣らずの完成度です。かたや、大分県宇佐市に事務所を構える貞永先生は、エンタメ大手企業の社内弁護士やゲームのプロデューサー経験があり、とくにIT・エンタメ分野に圧倒的な強みを持つ弁護士。二人はあるサービスをきっかけに出会い、今ではまるで同じ会社で働いている仲間のように、今後のビジネス展開について密に話し合っています。

職人肌の社長の場合、とにかく自分の業務に打ち込むことに没頭し、面倒で複雑な「法的リスク」への対応は疎かになりがち。一体、小倉社長はどんないきさつで、顧問弁護士と契約することになったのでしょうか?今回は「顧問契約なんて、小さい企業には無縁の話だ」と思っている経営者にぜひ読んでほしい、法律が身近に感じられるようになるインタビューをお届けします!

LEGAL HACK
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まずは、株式会社o.gの事業内容について教えてください。

小倉社長
小倉社長

15年のテレビ業界歴を活かして、動画の制作や法人向けYouTubeチャンネルの運用をやっています。最近、一般企業のPR動画の制作も始めました。起業したのは2020年9月で、まだ社員2名の会社ですが、業務委託メンバーの力も借りながら、新しい事業を開拓しているところです。

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独立前は、一般の企業にお勤めだったんですね。

小倉社長
小倉社長

そうです。新卒で大手のテレビ番組制作会社に入社し、ディレクターとして勤務していましたが、30歳のときに、もっと自由に仕事に向き合いたいと一念発起して独立しました。最初はフリーランスで、これまでの人脈を生かして案件をもらっていたのですが、やはり今の仕事に本気で向き合いたいと思って、会社を立ち上げたんです。

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テレビ番組制作会社でディレクターって、花形職業じゃないですか。なぜ独立を決意されたんですか?

小倉社長
小倉社長

いやあ、業界的に、職場環境はブラックそのものなんですよ。1日16時間勤務で手取り20万円以下、残業代も出ませんでしたから。でも、それより不満だったのは、自分が制作した映像で高い評価を得ても、それが会社の評価には結びつかなかったことですね。制作技術には自信はあっても、社内での立ち回りが不得意だったんです。ならばフリーランスで職人の道を極めて行こうと決意して、フリーランスの道を選びました。とはいえ、映像制作のノウハウはすべて会社で学びましたから、そこは感謝しています。

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大手のテレビ制作会社にお勤めだったなら、もともと法的リスクにも敏感だったんじゃないですか?

小倉社長
小倉社長

まったくその逆です! ディレクターみたいな制作現場は、ビジネスサイドと完全に分離されているので、クライアントから何かクレームが来たとしても、現場まで話は降りてこないんです。なので、弁護士とか法律とか「離婚や相続のときに必要」くらいの意識で生きてきました(笑)。起業するときも、書類2、3枚書いて提出するだけだったので、全部自分でやっちゃいましたし。ぶっちゃけ、お金の工面が難しい創業間もない企業に弁護士とか必要ないでしょ!って思っていました。

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では、どういうきっかけで貞永先生という弁護士に出会うことになったのでしょう?

小倉社長
小倉社長

たまたま知人が、オンラインで弁護士に質問できるサービスを提供する会社に勤めていて、面白そうなサービスだなあと、なんとなく気になっていたんです。別に勧められたわけじゃないんですけど、無料で使えると聞いて、試しに使ってみようかなと思って、人生初の弁護士相談をしたわけです。

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ちなみにそのオンラインサービスで何を質問したんですか?ビジネス上のトラブルとかでしょうか?

小倉社長
小倉社長

出資を受ける際の注意点についてだったかな? 実は、切実に解決しなきゃと思って質問したわけじゃないんです(笑)。「無料で弁護士に質問ができる」というコンセプトのサービス自体が面白そうだったし、「本当に答えが返ってくるのかな?」と、好奇心から使ってみたというのが正直なところです。何より、無料というのが魅力でした。たとえ2,000円でもお金がかかるサービスだったら、使わなかったんじゃないかと思いますね。

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それで、そのオンラインサービスを利用してみて、期待どおりの回答は返ってきましたか?

小倉社長
小倉社長

質問した翌日に6、7名の弁護士から詳しい回答をもらえて、「え!これ本当に無料で良いの??? すごい、使えるな!!!」と思いました。

法律って堅苦しくて難しそうだから、理解できるか不安もあったのですが、複数の弁護士が答えてくれたので、いろんな観点からの回答があって、理解の助けになりました。

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そうだったんですね。初質問に対する弁護士の回答を読んでみてのご感想とか教えてもらえますか?

小倉社長
小倉社長

法的リスクとか他人事のように思っていたのですが、回答を読めば読むほど「あれ?意外と危ないのかも?」という気持ちが湧いてきました。起業してからずっと多忙で、法律のことで相談する人も周りにいないし、その機会もなかったので、リスクに気付けなかったんじゃないかな。これがテレビでよくある「経営者が会社のことで弁護士に相談する」シーンなのかな、と思いました(笑)。

つまり、弁護士の回答を読んで、初めて自分の会社でもリスクが発生するかもという現実的なイメージを持てたんです。回答内容については、弁護士によって、けっこう個性が出ているなぁという感じがしました。最終的には、素人の私でも理解ができるくらい解説が分かりやすく、詳細な回答を下さった匿名の弁護士に個別相談のリクエストをしました。それが現顧問の貞永先生でした。

貞永先生
貞永先生

小倉社長の質問を読んで、まだ事業を立ち上げたばかりの小さな会社の方だな、と察しがついたんです。この方は、この先、確実に法的リスクに直面するだろうなと思って、少しでも助けになりたいという思いでなるべく詳細に回答しました。

小倉社長
小倉社長

最初の質問で、すっかり見抜かれてたんですね! すごいなあ。言われてみれば、あの1回のやり取りだけでも、法律が身近な存在になった感じになりましたし、経営者として、「リーガルリスク」に対する感覚がぐっと上がった気がします。

起業すると、本業についてはいろいろ考えたり、できる限り時間をかけて良いものを作ろうという気持ちでいるんですが、小難しい法律ってどうしても優先順位が低くなってしまって、自分だけだったら、スルーしていたと思うんです。

当時は創業間もない時期で、ビジネスモデルが固まる前だったので、いろんな可能性を探っていた時期でした。無料というところに惹かれて弁護士に質問してみたわけですが、やっぱり疑問点はプロに頼って解決するのが近道だと分かって、無料の範囲にとどまらず、貞永先生にもう少し詳しい話をさせてもらおうと、オンラインでお話しさせてもらいました。

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